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自家がんワクチン療法

古川先生が唯一認めた免疫治療

自家がんワクチン療法とは、免疫療法の一つです。手術で摘出されたがん組織(約2g必要)から作成したがんワクチンにより、がんと闘うリンパ球を活性化してがん制御を試みる治療法です。

■本療法は、理化学研究所・元細胞開発銀行室長の大野忠夫博士のホルマリン、パラフィン固定組織から作成したワクチンに誘導された、細胞障害性T細胞(CTL:cytotoxic T lymphocyte)というがんを攻撃するリンパ球の一種に関する基礎実験(Nature Medicine 1995)から始まり、筑波大学脳神経外科、東京女子医科大学脳神経外科での臨床試験を経て現在に至っています。

手術を受けた方、あるいは今後手術を受けることになった場合、自分のがん組織は、主治医の同意が得られれば、病院から標本の一部を譲り受けることも可能ですので、自家がんワクチンに興味のある方は、主治医に相談されることをお勧めします。自家がんワクチンは、古川先生が唯一効果が期待できると免疫療法で、治療は、杉原クリニックで受けられますので、くわしくは、杉原クリニックにお問合せ下さい。(電話:045-972-610

自家がんワクチン療法と一般的な樹状細胞ワクチン療法との違い(抜粋)

  自家がんワクチン療法 樹状細胞ワクチン療法
治療用の材料 がん組織 がん組織、患者さんの血液。方法によっては循環採血。
がんを攻撃する
免疫細胞の
活性化方法
ワクチン化された癌抗原を皮内注射し、体内で活性化されます。 体外で培養して活性化させますが、活性が十分でないことが多い。
投与回数 2週間隔で、計3回 通常は、2週間隔で。5~6回を1コースとし、これを数コース以上繰り返す。
活性の強さは? 体内で免疫細胞が活性化された場合、狙ったがん細胞には非常に強く作用して攻撃し、それ以外の正常細胞には全く作用しません。 活性は相対的に弱いものです。そのため、繰り返し投与が必要といわれています。
費用は? 160万円(税別)。追加、治療は必要ありません。 樹状細胞ワクチン療法では使用する、がん抗原の種類と繰り返し数によりますが、通常、1コース200~300万円の場合もあります。何コースも繰り返すことが多くみられ、1000万円以上になることもあります。
治療効果 有効性(がん全体)42.3%。
有効性50%以上のがん:
乳がん、肝臓がん、腎がん、骨肉腫、脳腫瘍、咽頭が、リンパ腫、膀胱がん、前立腺がん、髄膜腫、中皮種
まとまったデータなし。

自家がんワクチン療法は、数多くのがんで有効であり、ワクチン接種も3回で終了するため、コストパフォーマンスに優れます。

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