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再生医療(幹細胞培養上清液)

ヒト幹細胞培養上清液(エクソソーム):杉原クリニックで治療が受けられます。

幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養した際に生じる分泌液で、たんぱく質や成長因子(サイトカイン)などの有効成分を多数含んでいます。

幹細胞移植などの再生医療治療は高額である上に規制が厳しく、まだまだ一般的になるには時間がかかる可能性がありますが、幹細胞の上清液を活用した幹細胞培養上清液治療は製品の規格が統一されている上に価格も抑えられているため今後より注目されていくでしょう。

幹細胞培養上清液には、成長因子(サイトカイン)、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの老化の進行を妨げる効果が期待できる様々な成分が含まれていますが、その中でもここ数年で特に注目されているのがエクソソームです。

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幹細胞培養上清液に含まれるサイトカイン、エクソソームが細胞を修復

幹細胞培養上清液(エクソソーム療法)の効果:

  • 皮膚の再生(肌のキメ・ハリ感アップ、小じわ改善)・・・おすすめ度No3
  • 創傷治癒の促進(靭帯、腱板断裂などの治りをよくする)・・・おすすめ度No1
  • 老化防止(認知症、AGA、ED、小じわ改善など)・・・おすすめ度No2
  • ED(勃起不全)の改善
  • AGA(毛髪再生、円形脱毛改善)
  • 各種疾患の改善(脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、動脈硬化など)
  • 肝機能障害(肝硬変)の改善
  • 肩こり、疲労回復、滋養強壮
  • 不眠症、うつ状態の改善

近年、再生医療のカテゴリーで注目を集めている幹細胞培養上清液ですが、この元となる幹細胞は、歯髄・臍帯・骨髄・脂肪などの間葉系幹細胞から培養され、幹細胞を培養した際に生じる培養上清液には、コラーゲンやヒアルロン酸など組織修復・支持に欠かせないタンパク質だけでなく、幹細胞から分泌されたサイトカイン、成長因子、エクソソーム、ケモカインなど実に数百種類以上もの生理活性物質が含まれています。また、幹細胞培養上清液に含まれるサイトカインや成長因子などを取り除いて、エクソソームの割合を高めた製品(ピュア・エクソソームRなど)もありますが、当院では、美容系ではなく、加齢に伴う細胞機能の低下を改善し、適度の若返りと病気の予防を達成させるため、臍帯由来培養上清液を採用することとしました。

エクソソームは、細胞の分化・老化や免疫系の制御などさまざまな生命現象に関与していることが明らかになっていますが、エクソソーム(30-100nm)は、細胞外小胞の中の氷山の一角であり、まだ未解明の部分が多く残されているのが現状です。そのため、現時点では、エクソソームやサイトカインをバランスよく含む幹細胞培養上清液が、ベストではないかと考えています。

パラクライン効果

パラクライン(効果・作用)とは、細胞の分泌物が大循環を介し、遠方の細胞に作用する(エンドクライン)ではなく、近接する細胞や組織に直接拡散などにより作用することを言います。 細胞が分泌するエクソソーム、成長因子、サイトカインなどが、近接に存在している幹細胞にパラクライン的に作用し、老化や損傷などによって機能が低下した箇所に細胞を集めることによって、組織再生を起こすことが次第にわかってきました。 幹細胞自体の効果はもちろん、細胞自体が分泌する様々なエクソソーム、サイトカイン、成長因子や酵素などといった数々のタンパク質群が組織再生に重要な役割を果たしているという報告が相次いでなされていますが、その中でも重要な役割を牽引していたものがパラクライン効果だったのです。

これまで、サイトカインの種類やその含有量を指標に培養上清液の特性を判断しがちではありましたが、近年の研究ではサイトカインの含有量以上に人間本来のもつサイトカインの調整能力やその影響効果(パラクライン効果)が重要な意味を持つということが証明されつつあります。このパラクライン効果が最大限に発揮されるためには、人間本来の細胞がもつ組成をそのままに、そしてより安定的に培養上清に反映させ体内に作用させることができるかが重要となります。以上から、当院では、高純度のエクソソームではなくて、成分無調整の幹細胞培養上清液を採用しているのです。

分子シャペロン効果

分子シャペロンは、エクソソームと呼ばれる小胞によって細胞間を伝播し、周辺細胞のたんぱく質の蓄積を防ぐことが分かっており、アルツハイマー病など神経変性疾患の診断や治療につながることが期待されています。

幹細胞培養上清液の種類

幹細胞培養上清液は採取した部位によっていくつかの種類がありますが、歯髄由来、骨髄由来、脂肪由来、臍帯血由来の4種類が中心です。同じヒトから採取する細胞からとはいえ、その部位・組織によりサイトカイン量の差異や、パラクライン効果の出やすさなどに差が存在することがわかっています。

出典:MRT

たった1%しか市場に出回らない臍帯由来培養上清液。今、患者さんが求めるのは、希少価値の高い臍帯由来に限られています。原料確保の難しさから、臍帯由来培養上清液は、大変貴重なものとなっています。当院では、アカデミアでの再生医療・幹細胞研究を長年手がけてきた研究者が生み出す、厳格な基準をクリアした希少性の高いヒト臍帯由来培養上清液をご提供いたします。

1.歯髄由来

ヒトの歯の中心にある神経部分(歯髄細胞)から採取した幹細胞の培養上清液です。

乳児から老人まで幅広い年齢層のヒトから採取できますが、もちろん若年層から採取した歯髄細胞のほうが成長因子を含むため、幹細胞培養上清液として使用する際には乳児の歯(乳歯)を使用することが一般的です。

2.脂肪由来

脂肪由来幹細胞は、脂肪組織中に含まれる体性幹細胞です。多くは脂肪吸引によって抽出された脂肪を使用します。

3.臍帯由来

臍帯由来幹細胞は、赤ちゃんと母体をつなぐ臍帯から採取した幹細胞です。この部分には成長因子に富んだ若い細胞が非常に多く含まれるため、臍帯由来幹細胞上清液も他組織由来の培養上清液より、期待される効果や含有するサイトカイン量は格段に違いがあることが特徴です。母体で卵子から幾重となく細胞分裂を重ね、赤ちゃんを育て上げる力をもつエネルギーは臍帯を介してやりとりされます。つまり、細胞の再生力や各組織・細胞間の調整に関して、非常に高いバランス力と絶妙な再生能力をもちあわせることになるため、培養上清液成分に関してもパラクライン効果を最大限に活かせる力を持ち合わせるものが、臍帯由来培養上清液であると言えるでしょう。

幹細胞培養上清液に含まれる成長因子(サイトカイン)の一例

EGF 上皮増殖因子 ターンオーバー促進、しみ・くすみ改善
VEGF 血管内皮増殖因子 発毛・育毛
TGF-β トランスフォーミング増殖因子 抗炎症・創傷治癒
HGF 肝細胞増殖因子 組織再生
KGF ケラチノサイト増殖因子 発毛・育毛
IGF インシュリン増殖因子 皮膚再生・肌の弾力アップ・育毛
PDGF 血小板由来増殖因子 細胞分裂促進、細胞の増殖

幹細胞培養上清液(エクソソーム療法)の効果

  • 皮膚の再生(肌のキメ・ハリ感アップ、小じわ改善)・・・おすすめ度No3
  • 創傷治癒の促進(靭帯、腱板断裂などの治りをよくする)・・・おすすめ度No1
  • 老化防止(認知症、AGA、ED、小じわ改善など)・・・おすすめ度No2
  • ED(勃起不全)の改善
  • AGA(毛髪再生、円形脱毛改善)
  • 各種疾患の改善(脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、動脈硬化など)
  • 肝機能障害(肝硬変)の改善
  • 肩こり、疲労回復、滋養強壮
  • 不眠症、うつ状態の改善

※上記効果は、いずれも臨床研究での効果になります。

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